収録水道用語解説

詰まり
詰まり（つまり）は、何かが通路や管などの通り道を塞いでしまう現象を指します。詰まりはさまざまな場所で発生し異なる原因や影響を持つことがあります。以下は、詰まりに関する一般的な説明です。

●排水管の詰まり
住宅や建物の排水管が詰まることは比較的一般的です。これは、食物の残り物、油脂、紙、髪の毛、建材の破片などが排水口に詰まり水の流れを妨げるためです。排水管の詰まりにより、流れが遅くなり最終的には水漏れやバックアップを引き起こすことがあります。
●トイレの詰まり
トイレは、便器内や排水管で詰まることがあります。トイレの詰まりは、トイレットペーパーや生活ゴミ、異物などが便器内に詰まることによって発生することがあります。詰まりが解消されない場合、水が溢れてしまうことがあります。
●流し台や洗面台の詰まり
キッチンの流し台や洗面台も、食事の残り物や髪の毛などによって詰まることがあります。詰まりにより水の排水が滞るため洗い物や手洗いに支障をきたすことがあります。
●下水道の詰まり
公共の下水道や排水システムにも詰まりが発生することがあります。これは一般的に、不適切な物質が下水道に流され詰まりを引き起こすことによるものです。
●詰まりの解消
詰まりを解消するためには、通常、排水管を清掃する必要があります。これには専用のツールや化学薬品を使用することがあります。また、専門の配管業者に依頼して解消することもあります。

詰まりは、日常生活や建物の維持において非常に迷惑な問題であり早期に対処することが重要です。詰まりが放置されるとより深刻な問題を引き起こす可能性があるため適切な対策が必要です。

排水の詰まりを起こさせないために
排水の詰まりを起こさせないためには、日常的な使い方に注意を払うことが何よりも重要であり、まず調理中に出る油や食べかすをそのまま流さず、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗うよう心がけることが基本であり、また浴室では髪の毛や石けんカスが配管内に蓄積しやすいため、排水口に設けられたヘアキャッチャーをこまめに掃除し定期的に市販のパイプクリーナーやぬるま湯を用いて配管を洗浄することで、詰まりの原因となる汚れの蓄積を防ぐことができるが加えて洗濯機からの排水に関しても糸くずや洗剤の残留物が固着してトラブルの原因となることがあるため、フィルターの掃除やホースの点検を怠らないことが求められるほか、洗剤や柔軟剤を適切な量で使用することも大切であり、さらに屋外では落ち葉や土砂が雨樋や排水桝に詰まることがあるため、季節ごとに点検を行い、掃除をしておくことが望ましく、特に樹木の多い地域では風や雨の影響を受けやすいため注意が必要であり、マンションやアパートなどの集合住宅では、自身だけでなく共用部分の排水にも影響が出るため、定期的な全体清掃や点検を管理会社や住民同士で協力して行うことが不可欠であり、また高齢の建物では配管自体が老朽化している場合もあるため、目に見えるトラブルが発生する前に水道業者による調査やメンテナンスを受けることで、詰まりや漏水などの重大なトラブルを未然に防ぐことが可能となるため、排水の詰まりを防ぐには日々の使用と維持管理の両面からの対策が必要不可欠である。